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2010/02/27

ヨナ 'Oh my god!'

Kimyuna20100226_06

今朝の朝日新聞よれば、キムヨナちゃん、あのスコアが発表された瞬間、隣に座るコーチに思わず'Oh my god!'と叫んだという。
どちらかの通信社からの配信らしく、世界各紙で同様の記事が掲載されている。

She said "Oh my god!" when she saw the monstrous score - a mark her top competitors can only dream of - and coach Brian Orser pumped both arms, shaking his clasped fists over each shoulder.

なんともすごいのは、"the monstrous score"という表現だろう。

そして、今朝も天声人語氏はつぎのような名文を書いてくれた。

映画インディ・ジョーンズのシリーズに、暗黒の谷に架かる見えない橋を渡る場面がある。〈勇気を示せ〉という指南に従い、神を信じ、己を信じ、主人公は虚空に大きく左足を踏み出す。彼女も自分を信じ、左足で踏み切ったに違いない。冬季五輪の女子フィギュアで、浅田真央選手が3回転半ジャンプをすべて成功させて銀メダルに輝いた。期待と注目度からして、勝っても負けても、国内的には「真央の五輪」になるとわかっていたバンクーバー。重圧の下での健闘である。 緊張によるこわばりを、ご本人はかつて「試合になると心に橋が現れる」と表現した。高くて細い、透き通った橋。そこから落ちるというより、足が宙に浮いて力が入らない感覚だという(宇都宮直子著『浅田真央、16歳』)。小学4年で5種の3回転を、中学2年で看板となる3回転半を跳んだ。小枝のような体つきが少し大人びても、脇を締めて回転半径を抑え、この大技に挑み続ける。猛練習で見えない橋に打ち勝ち、自己ベストの点数で極限の谷を渡り終えた。ただそこには、ひと足先に世界最高得点で渡りきった金妍児(キム・ヨナ)選手がいた。頂点を目ざしてきた真央さんには悔しさもあろうが、相手が完璧(かんぺき)に演じたのだから仕方がない。試練から逃げず、ライバル物語に花を添えた二人に拍手を送りたい。タラソワコーチは、真央さんのことを「神様からの贈り物」という。逸材は、日本女性のたおやかさを存分に見せてくれた。鮮烈、良質なドラマを残し、時差17時間の氷上にも春一番が吹き抜けた。

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