« [女優]北川景子 | トップページ | [末摘花]蚊帳一重でも夜ばひにはきつい邪魔 »

2011/08/07

絵本誹風末摘花

読みたい本があり、本棚や蔵書箱(段ボール箱)の中をあさっていたら、「絵本誹風末摘花」という古い本を見つけた。

“誹風末摘花”は、安永5年に初版が発刊されて以来、享和元年までの24、5年間にわたって第4編までが刊行されたもので、4冊で2331句が集録されている。

“末摘花”とは、辞書によると、「すえつむはな(末摘花)……川柳の卑猥がかった句を集めた書」とあるように、国文学史上珍書に類するものでありながら、戦前までは、ワイセツ本として当局の弾圧を受け、その全貌は日の目をみることができなかった。

“末摘花”の語源については、一名紅花という植物で、昔はこの花から紅をとっていた。しかし川柳には、高番、中番、末番の三種があり、字句のとおり、高番は高尚な句、中番は普通の句、末番は一名「バレ句」といって、もっともエロティックな句をいい、この末番の句ばかりを集めているので“末摘花”と称したのが、その語源のようである。

本書“絵本誹風末摘花”は、ほぼ原本に近く、読みやすくするために送り仮名を補ったり、挿絵を添えたりしてある。

今後、お気に入りのいくつかの句をご紹介していこうと思っている。

まだ伸びもせぬのにもう来る麦畑

でけいから嫌だと麦をふみちらし

*麦畑だから野良での密会、野合。本書にはいくつかの「麦畑」を舞台にした句が登場する。
スコットランド民謡の「だれかとだれかが麦ばたけ……」も密会のシーンを歌ったものなのだろうが、曲のせいで大変明るい密会となっている。

|

« [女優]北川景子 | トップページ | [末摘花]蚊帳一重でも夜ばひにはきつい邪魔 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« [女優]北川景子 | トップページ | [末摘花]蚊帳一重でも夜ばひにはきつい邪魔 »