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2011/08/02

[SF]決戦・日本シリーズ

facebookの友人@uzu_0さんが「ブクログ」で、有川浩著「阪急電車」のレビューを書いていた。
私はまだ読んではいないのだが、阪急今津線を舞台にした恋愛小説で、故児玉清さんお勧めの一冊として人気なのだそうだ。

今津線は、西宮市の今津と宝塚を南北に結ぶ阪急電車の支線で、途中、大阪と神戸を東西に結ぶ阪神本線、JR、阪急神戸線と交差する。
若い頃、12年間を関西で過ごしたことのある私にとって、この沿線はそれなりの土地勘があり、いくつかの記憶が残っている。

今津線「仁川」には、桜花賞が開催される阪神競馬場が。阪神今津の東隣は「甲子園」、言わずと知れた阪神甲子園球場がある。そして、阪急「西宮北口」駅前には、当時、阪急(現オリックス)の本拠地西宮球場があった。

と、ここまでが前置きで、いよいよ本題だ。

「今津線」で真っ先に頭に浮かんだのが、70年代中頃にSFマガジンに掲載されたかんべむさし氏の短編小説『決戦・日本シリーズ』だ。
急遽、我が蔵書箱(?)をひっくり返して見たが、残念ながら雑誌も文庫本も見つからない。どうやら、いつかの引越しの時に紛失してしまったらしい。

『決戦・日本シリーズ』は、同じ西宮市に本拠地を置くパ・リーグの阪急とセ・リーグの阪神が日本シリーズを戦ったら……という作品。
低迷を続ける両球団の、先ず起こり得ないであろう出来事を描いた「近々未来小説」だった。

ある年、両チームがシーズン始めから奇跡的な快進撃を続け、「もしかしたら…?」という事態になる。

ご存知のように、山側を走る阪急神戸線沿線はいわゆる高級住宅地というイメージなのに対し、海側の阪神沿線はごくごく庶民的な感じで、住宅地の風景も商店街の雰囲気も、全くと言っていいほど異なる。住民の間には,ある意味での対抗意識もある位だ。

「もしかしたら」が「実現も夢ではない」状況になってきたとき、在阪のスポーツ新聞社が某広告代理店に「もし阪急と阪神が日本シリーズを戦ったら」という企画を依頼する。
そして出てきたのが、「阪急が勝ったら阪急電車に阪急ファンを乗せて阪神路線に乗り入れ、逆に阪神が勝ったら阪神電車に阪神ファンを乗せて阪急の線路を走る」というもの。
両路線は、戦時中にあった連絡線を利用すれば、今津線を通って相互に乗り入れが可能……という企画実現の技術的可能性まで証明されている。

企画は採用され、小説は進む。
両チームの進撃は続き、沿線ファンと商店街の対抗意識も益々盛り上がりを見せて行く。

そして遂に、あり得なかった日本シリーズが実現した。世に『今津線シリーズ』と呼ばれる世紀の決戦だ。
試合は第7戦が引き分けで決着は異例の第8戦まで。

ここで小説は突然二段に分かれる。確か、上段が阪急が勝った場合、下段が阪神が勝った場合、だったと思う。
ファンを満載した凱旋列車が相手の路線を突っ走る。阪神の応援歌「六甲おろし」が阪急沿線に鳴り響く。(はて、阪急の応援歌ってなんだっけ?)。
その電車の走行を妨害しようとする住民や応援団。
あの小豆色の阪急電車が、軒先スレスレに阪神の線路を走る姿を想像するだけで、関西人ならずとも、笑い、興奮したものだった。


あ〜っ、長かった!
iPhoneでこれだけ入力すると、疲れますわっ!

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